SX125Rに強制空冷ファン搭載

街中の走行で,加速してはすぐ減速し,長い信号待ちなどを繰り返すと冷却性能が足りない・・・。熱だれ気味でエンジンがストールしたりする。暑い日なんかはとくに厳しい。


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そこで,エンジンに扇風機みたいに風を当てる冷却ファンを搭載することを思いついた。

以前,HONDA NS-1で,ツーリング行った時に,細い山道を登っていたとき,低速でしかもエンジンを回さないとのぼらないという状況が続き,オーバーヒートぎみになって熱ダレを起こしていた。そのため,走行能力が極端に低下し,ひどい目にあった。NS-1には,ラジエターはあっても,ラジエターファンがないからだ。

熱ダレのパワー低下は,運転していてもしんどい。休憩をしてバイクも人も冷やす必要がある。

そういえば,NS-1とSX125Rって,前後タイヤの横幅とか扁平率がほとんど同じだ・・・。(直径サイズは,NS-1が17インチで,SX125Rが前21インチ後ろ18インチと違う)

しかし,むき出しの空冷エンジンに強制冷却ファンは邪道だとか,エンジンのフィンが美しいのに見た目が悪くなる。などの問題があるが,気にしない。これをつければ,熱ダレを軽減できるので,連続走行が容易になるし,山道を登るのに高負荷時に,追加冷却したり,悪路で速度がでず,しかもエンジンを回したりするときに,十分な走行風が得られないと時に,エンジンが熱ダレしないようになる。 などなど,利点は多い。

すでにファン装着済みだったりする
この写真,実はすでにファンが付いていて,ファンが回っている状態。
奥にマイカーのプレリュードが見える。
右にあるのはマイバイクのバリオス。
左にあるバイクは,XR250。わたしのじゃないです。。。



部品集め・・・。
防水耐熱の扇風機・・・。そんなもんが簡単に手に入るわけがない。でも,安く簡単に手に入れる方法がある。他のオートバイの中古部品を流用する。250ccクラスの水冷エンジンに使われているラジエターファンだ。

これなら,Yahooオークションで2千円前後で購入できる。

HONDA VT250Fの電動冷却ファンを 1,900円で購入。送料などを込みで3,050円
ちと,割り高だったが,取付金具などの出っ張りが少なく,鋭利なものがあまり出ていなくてきれいで,シンプルで小さめのもののという条件でいくと,これがよさげだった。
具体的には,以下の図(VT250F)の中の電動冷却ファンを流用している。






冷却ファンは通常水温が高いと作動するが,水温とか,センサー等がないので,マニュアルで操作できるようにするために,スイッチを適当に探した。

Yahooオークションで使えそうなスイッチを探した。
オフロード専用三輪バギーのHONDA ATC110用のエンジン・ヘッドライトスイッチがコンパクトが100円で出ていた。コンパクトで設置場所に困らなさそうだったためだ。でも,送料が500円もした。。。600円

メインキーがOFFでも使いたかったので,バッテリー端子に直結することにした。そのため,別途ヒューズを用意する必要が出てきた。(と言うか,設計にない部品なので,ヒューズは別途必要ると思われる)



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赤と黄色のスイッチがファンのスイッチ
(HONDA ATC110用のエンジンキルスイッチとヘッドライトのoff-Low-Hiのスイッチ)



フューズボックスも流用。YahooオークションでGB250クラブマン(MC10) フューズボックスAssy が 500円,送料込みで 750円で購入。(現在は装備済み。10Aのものをバッテリーの+につないでいる配線の間に挟んでいる。)

どこに設置するか検討していた。

一番いい場所は,エンジンから排気ガスを出すエキパイの付近だ。ここが一番発熱する。ココを冷やすことができれば,効果が高いが,エンジン前方につければ走行風の邪魔になる。エンジン横か後方にしかつけれない。しかし,横につけるとなると,取り付ける場所がほぼ無く,金具などを工夫してつけてもかなり横にはみ出る。

ボルトの固定位置も効果的な場所はなかなかない。エンジン左側は非常にスペースにゆとりがある。こちら側には,カムチェーンがあるので,冷却したいシリンダーがちょっと遠い。そのため,効果は右側につけるのに比べてだいぶ低下するが,何にもないよりましだということで,取り付けることにした。
 しかも左側には都合の良いことにシリンダーとクランクケースを固定するボルトと六角ナットが2つあり,ボルトの山が5mmぐらい余裕がある。このボルトに直接取り付けることはできないので,ステーをはさむ。

あれ? ファンのボルト固定穴の高さがファンの表面とだいぶ違う。そのため,6角ナットを2つはさんでスペースをとり,計3つのナットをボルトにつけてファンを固定した。(写真参照)

これでラジエターファンの取り付けスペースを十分すぎる強度で取り付けることができる。

日曜大工店で,エンジンに取り付ける金具をいくつか購入。420円程度
(小型のステー2本とL型のステー15cm~20cm程度)

ボルトや端子のかしめるぎぼしや電極のターミナルは,手持ちのもので済ませた。

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金具取り付け位置。エンジン前方より撮影。
エンジンのシリンダーとクランクケースを固定するボルト2個に両方に小型のステーを取り付け,そのステーの先にL字の金具を取り付ける。ファンはそのL字金具に取り付けている。


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実際に取り付けてみると,かなり横に飛び出た。モーターがでかい。モーターが短いのがあれば,それに変えたい(;;。
運転に支障は無いのだが,左にこければ,ファンが壊れそうだ。場合によってはエンジンにダメージがあるかも(汗
悪路を走るときは注意せねば・・・・。こけるときも,ラジエターファンをガードするようにせねば。。。エンジンガードみたいなものも自作すればよいのかも。いずれ検討しよう。
っていうか,茂みとか,ハードなオフロードは走れない気がする。まぁ,もともとSX125Rではハードなオフロードは厳しい(^^;

冷却ファン自体は,2千円前後で購入できるので,壊れたらまた買えばよいという考え(^^;

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電源はバッテリーから直の配線。
赤色と黒色の2本線が一体化したパラレルケーブルを使用。
バッテリーには,まだ接続しない。(危ないからだ)

バッテリーから配線しシート下を通り,タンク下を通る。そして,
フレームナンバーが書いてあるタンク前方中央付近に配線をひっぱて来る。
プラス側にはファンの青色に直結マイナス側はスイッチの配線に直結
スイッチの配線とファンの配線を直結。この時点では,フューズボックスがないので,フューズなしでテストすることにした。(あぶない・・・良い子はまねしないように)

この配線は
他の電装を固定しているタイラップに通して固定。


ちょうどタンク前方の中央のフレームにケーブルなどを止める留め金があるので,そこにケーブルや接続部分を集中させる。ラジエターファンからの配線やスイッチからの配線もちょうどそこまでの最適な長さだったので,きれいに配線できた。
※現在は,雨対策で,この場所じゃなくて,タンクの内側のスペースに移動させている。(イグニッションコイルのあるあたり)

バッテリーに配線をする


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スイッチを入れてみる。 どきどき
ぶーーん
回った!!! 特に問題がない・・・。おかしい。こんな簡単にトラブルも無くできるはずがない(疑心暗鬼)。

色々確認してみる。。。(電源入れる前にしろよ(w;

ん????

風向きがエンジンへ向いていない。逆向きだ。
・・・・そうだ。このファンは,もともとラジエター後方につけるタイプのものだ。ラジエターファンってのは,ラジエターから空気を吸い出す向きに回るのだ。しまった・・・・。これでは効果はあるものの冷却効率が低くなる・・・。

モーターへの電気の+-を逆にすれば,吹き付けるようになるのは予想が付くが,このままでもいいかなぁ・・・・せっかく動いているし。

うーん,しかも,配線を逆にするのも大変だ。コネクタをかしめたので,ターミナルの金具がもったいない。

どうしよう・・・。

あ! これは独立回路なうえに,まだヒューズをつないでいない。
バッテリーから逆につないだらいいんだ。

そして,バッテリーの+に黒いケーブル,-に赤いケーブルをつなぐという,非常識な配線をすることにした。(普通,赤と黒のケーブルならば,赤はプラスに決まっていて,黒はマイナスにきまっているからだ。)

あとで,黒色の方にフューズの15Aをはさめば完成だ。
→実際には,15Aがなく,10Aだったので,10Aのフューズをはさんでいる。(現状)


見た目もそれほど悪くなく,純正部品のように違和感無く付いている。
ファンのモーターの出っ張りが大きくてきになるのと,ファンにガードが付いていないため,指とか物をつっこまないように注意しないといけない。

この位置ならば,走行風を妨げることないので,ファンが動いていなくても冷却効率は落ちない(はず)

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結構左にはみ出しているので感じがよくない。ステップと同じぐらい。一番前に座っても運転に支障はないし,足の幅よりも短いので,実用上問題ない。ただ,こけると壊れそう。


改造費用合計:
今回購入分4,820円+もともと持っていたもの色々=約5,000円
車体の加工なし!(完全に取り外し,元に戻すことができます)

使ってみた感じ:
長い信号待ちで作動させると,アイドリングが安定している。
風量は時速40km/h程度の走行時と同じぐらいかな。(多分)
やはり,あるとないとでは,全然違う。

バッテリーや発電機等のの負担がちょっと心配だが,キックスタートだし,問題ないと思う。多分(^^;

走行中に振動で多少ゆれる。そのうち折れるかも。。。

安全性について:
横への飛び出しは足の幅よりは狭いので,突起物としては問題ない。
鋭利なものは飛び出していないので,大丈夫。


これはSX200R,ジェベル125/200や,VanVan200でも,全く同じことができます。(基本的に同じ様な部品をつ使っているため。)


ZZR400用のファンを入手し,取り付けました:
続SX125Rに強制空冷ファンをつける
http://sato-si.at.webry.info/200607/article_2.html


この記事へのコメント

2006年07月03日 14:00
高さが低いファンを見つけた。
ZZR400用のやつだ。
これならいけるかも・・・。近いうちに入手して搭載予定。
ETNK
2014年03月04日 21:09
素晴らしいですね。

私はスズキの90CC空冷バイクにPC冷却用12Vファン120径を付けています。

この記事のDIYは素晴らしく完成度の高い物ですね。

良い記事を見ました。

グッジョブでございます。

(*^_^*)。

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